Self discovery

それでもまた、花は咲く。

I am MoMo

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私はもう10年以上、働いていない。

バイトはほんの少し、したこともあったけど

ネイルチェンジが1回出来る程度のお金を稼いだくらいかな。

ファッションが好きで短大卒業後、アパレルのヨウジヤマモトというショップで働きその後、フラワー業界に転職した。

地元のフラワーショップで修業した後、東京に出てニコライバーグマンというショップで働いた。

 

仕事は好きだったし楽しかったけど、自分の心や体を顧みず働いて、生きてきた結果

私の心と体は”もう限界、これ以上やめて!”っと、強制終了がかかった。

それが今から10年以上前の事。

 

最初は双極性障害と診断されて、ドン底生活を6年以上過ごして、それでもまだ自分自身から目を逸らしてるよっと、甲状腺の病気になり、8年目くらいでリウマチだと診断された。

 

メンタルの薬を何種類も飲みながら過ごす日々は、ドン底だって思ってたけど心も体もボロボロで病気のオンパレードになり、もっとドン底があった。

 

でもね、今書きたい事や言いたい事って

”私はこんなに大変な思いをしました”って事じゃないんだよね。

 

私という人間はこんな事を考えたり、感じたり、過ごしてきたり、そして今やこれからを書いていこうって思うと、そこを隠したくないし。そこを含めた全てが、私っていう人間だから。

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3つの病気になって、今もまだ働いていない私だけど。生きているし、生活も出来てる。

結婚して、離婚もしたけどね。

 

双極性障害を6年続けたある時、

”もういい加減治したいんだ!変わりたいんだ”って、思いつきでハワイ島で3ヶ月弱生活をした。それがたぶん、負の流れを変えるキッカケだった。

 

病気だけで日々が染まった結婚生活に、心配や世話をかけ、そして妻として全く役に立たない自分に耐えきれず、あり得ないくらい優しくて誠実な旦那さんだったけれど、私から離婚をお願いした。

 

独り身になってリウマチを治したくて、治療費やこれからの生活にお金が必要だけれど、全ての貯金を使って、自分自身に向き合う為に実家から出てアメリカで生活する選択をした。

 

こんな風に振り返って言葉にするのは、もの凄く簡単だけれど。不安や恐怖はハンパなく、

両親の反対や心配もまたハンパなかった。

 

リウマチは早い段階での治療開始と、治らないというのが常識の中で、私は西洋医学での治療を選択しずに、アテもなく単身アメリカへ行くと決めたんだから、無謀だと思う。

あの時だって両親の心配は分かっていたけれど、それでもやっぱり、よく送り出してくれたなって思う。

だって両親は過保護で過干渉なタイプだし、常識的で堅実な生き方をしてきているから。

正確に言えば”私を止められなかった、私が言うことを聞かなかった”っていう状況だったけれど。

 

リウマチ薬を飲まないという選択は、進行していくというリスクを自分が受けとめる事ができるか、っていう決断をする事だった。

そして大切なお金を今、自分がやってみたいと思う路に使ってしまって、その後に後悔しないと思えるか。

 

それも全て考えた上で、骨や筋肉がとても痛いのに行動に移したのは、

”やってみたいという強い気持ち”

”やらずにはいられなかった”

”根拠はないけど、たぶん大丈夫”

 

ただ、それだけだった。

 

今思えばそれを、

”自分への信頼”っとか

”自分の中から湧き上がる感覚に素直になる”

っと表現すると知った。

 

私がここまで書いてきた中で、1番言いたい事はソコで。

行動に移せない、どうして良いか分からないって焦る事はよくあるし、その時は本当にモヤモヤするけれど。

どれだけ過酷で時間がかかろうとも、やってみたいと思う事が見つかったら自然と、やらずにはいられなくなるんだって事。

まぁ私のやった事は、極端だったかもしれないけど。

 

自分をもの凄く信頼している!っていう実感が持てなくても、自分に素直になる事の日々の積み重ねが、結果気がつくとそれが信頼に繋がっていたと知るって事。

 

そして、自分ばかり大変だと思いがちだけれど

みんなそれぞれ、何かしら大変な思いをして、

それでも自分を信じ、他人を信じ、助けてもらいながら生きてるんだよねって事。

 

上がるだけでも、下がるだけでもない。

年齢や性別、国籍も関係ない。

みんなで生きてる、って感じ。

 

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それで、ハワイとロサンゼルスで生活して帰国した今、私の3つの病気がどうなっているか。

 

双極性障害は断薬した後、完治。

甲状腺の病気はホルモン薬で一生コントロールと言われたけれど、メンタルの薬を飲まなくなったら数値が安定して、完治。

これは甲状腺の画像を撮ったら、初めから何かなっていた形跡すらなかった。

そしてリウマチは骨の変形もなく、激痛だった全身の痛みもほぼ無い。

長年動かしていなかった固まった筋肉を動かすと少し痛かったりする程度。

 

ただ、まだ完全に安定してはいないから、無理はしずにマイペースに過ごしてる。

絶対に病気を治してやるっていう強い気持ちは、治していく過程でとても大切だけれど。

100%の健康しか受け入れないってしてると、老いさえも悪になってしまう。

”今の自分の丁度いい”を探っていく事。

 

双極性障害も治りづらいし再発しやすいと言われ、甲状腺の病気も一生付き合うものだと言われ、リウマチも進行していくし治らないと世間では言われている。

でも私は治る病気だと思う。

治った人達、良くなってバランスが取れるようになった人達はたくさんいる。

 

自分達が常識だと思っている事も聞いた事も、本当に常識かは分からない。

誰かの正解が自分の正解でもなければ、

自分の正解もまた、誰かの正解でもない。

 

いくら人に言われたって、いくらたくさん学んだって、知識だけの理解で実感を伴わない間は、変わらない。

いつも自分に起こる出来事に対して、マイナスと思える側面ばかりに意識を向ける習慣は、例え関わる人や場所が変わっても、また違うと感じてしまうだけだ。

 

あ〜今の私はそう感じるんだねぇ〜。

明日は違って感じるかもね〜って力抜いて、自分が自分から目を背けず、上がったり下がったりしながら、自然に信頼できるようになっていくんだと思う。

 

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